シトロエンは、車をリースするためだけに客がブラウザのタブを何十個も行き来する必要はないと判断した。ドイツで、販売店の在庫が自動的にオンラインマーケットプレイスに反映される、全国初のキャンペーンが始まった。客は車選びから契約サインまで、サービス間の断絶を一切感じずに進める。
キャンペーンは2026年7月13日から20日まで実施され、2車種のクロスオーバー——シトロエン C3 Aircrossと新型C5 Aircrossが対象となる。両モデルの在庫情報はLeasingMarkt.deに掲載され、そこから購入希望者はワンクリックでStellantis Financial Servicesのデジタルプラットフォームに移動し、契約を完了できる——データの再入力もなければ、無関係なサイト間を行き来する必要もない。
仕組みはシンプルで、まさにそこがポイントだ。このシステムは販売店の在庫を直接オンラインマーケットプレイスと連携させている。写真、グレード、販売店、条件はすべてStellantisのシステムから自動的に取り込まれる。販売店は複数のプラットフォームで手作業により掲載情報を重複管理する必要がなくなり、客も問い合わせが担当者に届くのを待つ必要がなくなった。
規模はすでに実感できるレベルだ。約35の販売パートナー、60の拠点がこのシステムに接続されており、連携を通じて約2,000台の車両が掲載されている。ショールーム数店舗にとどまる試験運用ではなく、すでに機能しているインフラだ。
ここでの本当の変化は割引ではない。手続きがようやく迷路のようなものではなくなったという点だ。実在する在庫車両を見つけ、バラバラのプラットフォーム間を行き来したり同じデータを三度入力したりすることなく、リース契約のサインまでたどり着ける。
今のところ、この試みはドイツ国内、そしてリースに限定されている。しかし、シトロエンとStellantis Financial Servicesがここまで滑らかに仕組みを動かせているのなら、他の市場への展開は「するかどうか」ではなく「いつになるか」の問題だろう。