アクセルの反応そのものを変える小さなスイッチ、13車種が対象に

アクセルの反応そのものを変える小さなスイッチ、13車種が対象に
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Pavel Pavlov
著者: Pavel Pavlov

7月17日、ブリッツのスマスロXがランドクルーザーFJやセレナe-POWERなど13車種に適合拡大。ただし対応するのは一部のグレードだけ——見極め方を解説。

「たかがアクセルペダルの話でしょう」——そう思う人もいるかもしれない。だが日本のチューニングメーカー・ブリッツは、その考えが甘いことを証明してみせた。電子制御スロットルコントローラー「Sma Thro X」(スマスロX)の対応車種を、一気に13車種拡大したのだ。7月17日から、レクサス「IS 300h」、トヨタ「クラウンエステート」「ランドクルーザーFJ」、日産「セレナe-POWER」、ホンダ「CR-V」向けが発売された。

ラインナップにはほかにも、スズキ「エブリイ」「エブリイワゴン」「ジムニーシエラ」「クロスビー」、マツダの商用バン「スクラム」シリーズ、そしてその姉妹車である三菱「タウンボックス」「ミニキャブバン」が名を連ねる。ただし、同じ車名だからといって油断は禁物だ。適合を左右するのは型式、パワートレイン、そして生産時期。例えばセレナe-POWERの場合、対応するのはGC28・GFC28・SNC28・SFNC28の4型式のみ、しかも2026年2月以降の生産車に限られる。

そもそもスマスロXは何をする製品なのか。アクセルペダルの踏み込み量と電子スロットルの反応との関係そのものを書き換える装置だ。ドライバーは比率固定の8モードと、自動制御の2モードから選択できる。一方で出力は1馬力たりとも上がらない——パワーユニットの最大出力はまったく変わらない。変わるのはあくまで体感、つまり反応の鋭さや滑らかさだけだ。

取り付けはシンプルで、純正センサーのコネクターにそのまま接続するだけ。12V電源への別配線は不要だ。一部車種にはサービスパネルアダプターが用意され、パネル上の空きスペースにスイッチを後付け感なく組み込める。ただしメーカーは注意を促す。購入前に確認すべきは、アダプターの適合可否だけではない。車内に本当に空いたブランクパネルが存在するかどうかも、あわせてチェックが必要だ。空きがなければ、スイッチの置き場所自体がなくなってしまう。

そして肝心の価格は、新規対応のすべてのキットが税込み2万4200円で統一されている。オプションのリバースキャンセルハーネスを付ければ、バック時に自動でペダル設定が純正状態に戻る。このハーネスを使わない場合でも、スマスロXはエンジン始動のたびに自動でオフになるよう設定できる——こちらも実用上は問題ない選択肢だ。

なお、トヨタ「カムリ」のTRDに、TRDバッジを継承する後継モデルは登場しないと以前報じられている。

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