アルファ ロメオは、オーストラリア向けに通常のジュニアだけでは物足りないと判断したようだ。限定モデル「スポルト スペチアーレ」を投入した。価格は登録諸費用抜きで5万1990豪ドル、日本円換算でおよそ33800米ドル相当。単なる特別仕様グレードというだけではない。ハイブリッドのジュニア イブリダと、電気自動車のエレットリカのちょうど中間に位置づけられている。まるで決めきれない買い手のために作られたかのようだ。
エクステリアでは、スポルト スペチアーレは見逃しようがない。18インチの「フォーリ」ホイール、グロスブラックのボディキット、アイスグレーのアクセント、そして他のジュニアには存在しないバッジが与えられている。パノラマルーフはここでは標準装備だ。通常のジュニアのオーナーは、いまだにオプション料金を払わなければならない。

キャビンにはアルカンターラと合成皮革のシート、コントラストステッチ、そして装飾的なダッシュボードトリムが与えられた。些細なことに聞こえるだろうか。実はそうでもない。運転席には電動調整機能とマッサージ機能まで備わった。このクラスのコンパクトクロスオーバーとしては珍しい装備だ。
一方でボンネットの下は何も変わっていない。そしてそれこそが狙いだったように見える。クロスオーバーは1.2リッターターボエンジン、48ボルトのマイルドハイブリッドシステム、6速デュアルクラッチ自動変速機をそのまま踏襲する。出力は145馬力、トルクは230Nm。完全電気仕様のスポルト スペチアーレも用意されていない。ガソリンを使わない特別仕様が欲しい人は、アルファ ロメオの次の一手を待つしかない。