伝説が帰ってくる—そしてすぐに沈黙の壁にぶつかる。ホンダが確認した。アキュラ・インテグラ タイプSは2026年後半に日本へ導入される。それだけだ。発売時期も価格も最終仕様も、まだ何も発表されていない。日本のメディアはすでに900万円近いという目安を伝えているが、あくまで予想であり、公式な数字ではない。
クルマは米国からそのままアキュラブランドで輸入され、ホンダのメアリズビル工場だけで生産される。米国仕様は前輪駆動、2.0リッターターボエンジン、6速マニュアルを搭載し、トルクは310lb-ft—約420Nmに達する。出力はSAE基準で320馬力、メートル法換算でおよそ324PSとされる。
5ドアのインテグラ タイプSは全長4,725×全幅1,900×全高1,407mm、車重1,460kg。技術的には日本仕様シビック タイプR—330馬力、同じ420Nmを発生し、価格は617万9,800円から—とほぼ双子と言っていい。ここからが興味深い。アキュラが本当に900万円前後に落ち着くなら、差額は282万円、割合にして約46%増となる。買い手が支払うのは目立ったトルクの上乗せではなく、アキュラのバッジ、より上質な仕立て、そして希少性そのものだ—日本では昔からこの組み合わせに高い値がついてきた。
販売店ではすでに関心の高まりを感じている。2つの販売店の担当者が日本メディアに語ったところでは、欧州車オーナーやシビック タイプRのオーナー自身からも問い合わせが来ているという。ただし問い合わせの正確な件数は明かされておらず、ホンダはまだ受注さえ開始していない。大きな争奪戦を語るのは時期尚早だ。
納車は米国生産車向けの新しい認証制度を通じて行われる。この制度は、追加の安全基準と環境規制を満たすことを条件に、米国で生産・認証されたクルマを日本の要件に適合するものと認めるものだ。
最大の未知数は変わらない—日本での価格、ハンドルの位置、そして供給台数。この3つこそが、インテグラ タイプSがシビック タイプRの本当のライバルになるのか、それともアキュラファンのための高価なニッチな一台にとどまるのかを決める。
これより前には、ピニンファリーナとJASモータースポーツがアキュラNSXのレストモッドを米国に投入すると伝えられていた。