CUPRAが英国で、コンパクトEVハッチバック「Raval」の受注を開始した。フォルクスワーゲンのMEB+プラットフォームを採用し、ブランドのスポーティな個性を保ちながら、より多くのユーザーにアプローチする狙いだ。
グレードは「Origin」がエントリーで、37kWhのバッテリーと115馬力のモーターを搭載。価格は23,785ポンド(約32,000ドル)だ。次に「V1」は同じバッテリーで135馬力、26,995ポンド。「V2」は29,580ポンドとなる。
しかし、注目すべきは52kWhバッテリーのバリエーションだ。こちらは英国政府のEV補助金対象となっている。V1 52kWh(210馬力)は補助金適用後28,495ポンド、V2は31,080ポンド。限定のV2 Launch Editionも同価格で、1,500ポンド相当の追加装備が無料で付く。最上級のVZとVZ Extremeは225馬力を発生し、価格はそれぞれ33,495ポンド、34,810ポンドだ。

初期購入者向けの特典も用意されている。2026年8月31日までに52kWh版のRavalを注文すると、標準メタリックペイントが無料になる。プレミアムメタリックやマット仕上げを選べば、695ポンドの割引が受けられる。さらに、先着100名の個人購入者には、海洋プラスチック再生材を使用したHarper Collective×CUPRAのスーツケース(1,125ポンド相当)がプレゼントされる。
RavalはCUPRAにとって単なる新モデルではない。同ブランドの低価格帯都市型EVセグメントへの参入を象徴する存在だ。この分野では価格が何よりも重要となる。CUPRAはすでにデザイン性とスポーティなイメージを確立しているが、小型EVが実用性だけでなく個性も備えうることを証明する必要がある。