ロータス・エミーラは、ガソリンエンジンを搭載したスポーツカーの最後を飾るモデルとなるはずだった。しかし、その物語は今、異なる方向へと進んでいる。新たに追加された「エミーラ420スポーツ」は、同モデルの中で最も軽量かつ強力なバージョンであり、最初の納車は2026年8月から開始される。
32CARS.RUによると、このクーペは2.0リッターターボエンジンを搭載し、最高出力414ps、最大トルク500Nmを発生する。0-100km/h加速は3.9秒、最高速度は299km/hに達する。エミーラにとって、これは単なる数字上の話ではない。420スポーツは、エミーラターボより25kg軽量化され、ライトウェイト・ハンドリングパックにより25kg多いダウンフォースを生み出す。

ロータスは、カーボンファイバー部品、チタンエキゾースト、リチウムイオンバッテリー、マルチマティック製デュアルモードダンパー、改良されたサスペンション設定、そしてハイパフォーマンスタイヤを追加した。シートポジションは低くなり、内装には12ウェイシートとカーボンファイバーパドルシフトが備わる。エミーラとして初めて、脱着可能なスモークガラスルーフパネルがオプション設定され、これは420スポーツだけでなく全グレードで利用可能となる。

価格もすでに発表されている。米国ではエミーラ420スポーツは12万2900ドル(約879万ルーブル)から。欧州では12万9900ユーロ(約1110万ルーブル)、英国では10万5900ポンド(約1016万ルーブル)となる。
ロータスにとって、このバージョンはひとつのシグナルでもある。同ブランドはもはや電気自動車だけを語っているわけではない。新たな「Focus 2030」戦略のもと、同社はハイブリッドを含む複数のパワートレインタイプに賭けている。したがって、エミーラ420スポーツは最終章のように見えない。むしろ、軽量ガソリンスポーツカーがいかにプレゼンテーションよりも感情を売り込めるかを思い出させる存在なのだ。