ホンダは米国で98,892台のリコールを実施する。原因はエアバッグシステムの不具合だが、問題はエアバッグそのものではなく、助手席の重量センサーにある。
リコールの対象は2022年型のアキュラTLX、アコードハイブリッド、ホンダアコードの一部。米運輸省道路交通安全局(NHTSA)によると、助手席重量センサーにひび割れが生じ、ショートする恐れがある。その結果、システムが搭乗者を誤認し、エアバッグを抑制すべき状況で展開してしまう可能性がある。
最も危険なのは、助手席にチャイルドシートに乗せた幼児がいるケースだ。本来ならエアバッグは無効にされるべきだが、センサーが誤作動すれば、安全装置が逆にリスクを高めることになる。
修理は無料で、販売店が助手席の重量センサーを交換する。対象車両のオーナーは車台番号(VIN)を確認し、早めにサービスセンターを訪れることが大切だ。エアバッグに関わる問題では、小さなセンサーが大きな役割を果たすからである。