トヨタは頑丈なピックアップを作ったが衝突試験で後席一つに足をすくわれた

トヨタは頑丈なピックアップを作ったが衝突試験で後席一つに足をすくわれた
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ドミトリー・ヤキン

書類上、2026年型タコマはIIHSトップセーフティピックを手中にしたように見えた。だが一つの座席がすべてを吹き飛ばした。しかもそれは運転席ではなかった。

書類上、2026年型トヨタ・タコマはIIHSトップセーフティピックの確実な候補に見えた。ほぼすべての項目が強い評価で埋まっていた。それでもバッジは来なかった。理由は、ほとんど誰も目を向けない場所に現れた。前ではなく、後ろだ。

つまずきの石となったのは、刷新された前面中程度オーバーラップ試験だった。結果は—Marginal。最良の一覧に入るために越えねばならない基準を下回っている。対象はCrew Cab仕様だ。試験では、車両が64 km/hで前面幅の40%を覆う変形バリアに衝突し、ドライバーの後ろに二体目のダミーが座る。そしてまさにこの後席乗員が、数十のモデルにとって主要なふるいとなった。IIHSが手法を厳しくしたのは、現代の車がドライバーを見事に守る一方で、二列目の扱いははるかに劣るからだ。

タコマの車体と安全セルはGoodを得た。ドライバーの傷害指標も緑だった。頭、首、胸、腰、脚は問題なく試験を通過した。ピックアップは衝突で「折れ曲がらなかった」。ここは問題ない。裏切ったのは後席乗員の拘束システムだ。ダミーの運動学に対し、IIHSはPoorを付けた。腰ベルトが上へずり上がり、骨盤から腹部の柔らかい組織へ移り、この「サブマリン現象」は深刻な内臓損傷の恐れをもたらす。この一件が総合結果をMarginalへ引きずり下ろした。

それ以外の点でタコマは自信をのぞかせる。前面スモールオーバーラップ—Good。刷新された側面試験—Good。ヘッドライト—Acceptable。衝突回避を備えたToyota Safety Sense 3.0は、歩行者保護でGood、vehicle-to-vehicleの検査で高い評価を得た。だから買い手にとって大事なのは、トップセーフティピックのバッジそのものではなく、それが授与されなかった理由だ。

タコマは依然として頑丈で技術満載のピックアップだ。だが新しい試験は痛いところを突く。二列目の安全性は、いまやかつてないほど厳しく吟味される。車が日常的に家族や子ども、後席の乗員を運ぶなら、この評価はもはや形式ではなくなる。トヨタの評判を背景にすれば、結果は不快だ。とはいえ大惨事とは呼べない。

ピックアップはIIHSのプログラム全体で落第したわけではない。特定のシナリオでつまずいたのだ。そこでは後席乗員のベルトと拘束が、ただ単純にもっと良く働かねばならない。そしてそれは時代の兆しだ。現代のピックアップはもはやフレーム、トルク、信頼性だけで測られない。問いはいまや違う響きを持つ。ハンドルを握らない者も、同じように守れているのか、と。

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