ラインナップが崩れる中、1台だけが約束を守り抜く

ラインナップが崩れる中、1台だけが約束を守り抜く
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ドミトリー・ヤキン

ブラジルKiaのトップは、本社直轄化が議論される最中、ピックアップ「タスマン」を8月17日に発表すると明言した。出力ではハイラックスを上回るが、トルクでは一歩譲る。

発表日は決まった。その先の計画は、まだ何も決まっていない。ブラジル事業を韓国本社の直轄下に置くかどうかが社内で議論される最中、現地代表であり同ブランドの輸入元でもあるジョゼ・ルイス・ガンディーニ氏は、Motor1 Brasilに対し平然とこう認めた。8月17日、Kiaは予定どおり初のミドルサイズピックアップ「タスマン」を発表する—と。販売開始や納車時期については、一言も触れられなかった。

だからこそ、これは例外であって通例ではない。Kiaのブラジル向けラインナップは、目に見えて縮小している。2025年11月、ブランドはK4、PV5、刷新版のストニックとソレントを含む、実に8車種の新型を約束していた。K4は本来2026年上半期にはディーラーに並ぶはずだった。その期限はすでに過ぎ、車はいまだ姿を見せていない。Motor1によれば、原因は認証の遅れと運営コストの上昇にあるという—そしてK4、PV5、ストニックは2027年へとずれ込む可能性すら出てきた。この状況の中、約束を守り続けているのはタスマンただ1台だ。

Kia Tasman
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ブラジル向けには、ラダーフレーム構造にダブルキャブ、四輪駆動、8速オートマチック、そして210馬力・441Nmを発生する2.2リッターターボディーゼルを組み合わせたタスマンが用意される。数値だけ見れば好調な滑り出しだ—シボレー・S10は207馬力、トヨタ・ハイラックスは韓国勢に6馬力及ばない。だがトルクの話になると、勝利は妥協に変わる。S10は約510Nm、ハイラックスは約499Nmを発生する。デビューとしては説得力がある。革命的とまでは言えない。

荷台容量は1,173リットル、グローバル仕様ではけん引可能重量が最大3.5トンに達する。積載量やグレード構成、ブラジル仕様車の正確な装備内容は、現地認証の完了を待たなければまだ見えてこない。

8月17日はあくまで序章にすぎない。本当の試練は、価格表と具体的な納車時期がテーブルに並んだときに始まる。ブラジルの購入検討者たちが比べるのは、出力やマルチメディア画面だけではない—ディーラー網、部品の入手しやすさ、そして5年後のリセールバリューも天秤にかけることになる。タスマンにはすでに発表日がある。だが、本当の意味での商品としての提案は、まだ形になっていない。

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