GT3ではない、それでも路面を同じ目で睨みつける

GT3ではない、それでも路面を同じ目で睨みつける
larte-design.com
著者: Pavel Pavlov

ドイツのLarteデザインは最も安価な992.2カレラを12点のドライカーボンで武装。馬力は1馬力も増えていないのに、ようやく他の911と見分けがつくようになった。

ドイツのLarteデザインは、ポルシェが次のGT3を出すのを待たなかった。ベースの911カレラ992.2 — ラインアップで最も安く、最も「普通」の一台 — を手に取り、もう誰もそれを他のモデルと混同できないようにしてしまった。新しいエンジンはない。あるのはカーボンだけ。12のパーツ、それだけで、車は路面をまったく別の目で見るようになる。

パッケージには通気口付きフード、フロントスプリッター、ミラーキャップ、サイドエレメント、リアウィング、テールランプ脇の追加カーボン「フィン」、再設計されたディフューザー、その他のディテールが含まれる。Larteデザインのサイトには、このキットは2024–2026年式のポルシェ911カレラ992.2向けに設計されており、純正の取り付け位置に装着可能で、ボディの構造には一切手を加える必要がないと記されている。素材そのものは「ドライカーボン、オートクレーブ成形、TÜV認証」。つまり、ガレージ仕上げのキットではなく、工場レベルの仕上がりだ。

そして本題はここから — パーソナライゼーションだ。顧客はむき出しのカーボン、グロス仕上げ、ボディ同色塗装、あるいはその三つの任意の組み合わせから選べる。内装もオーダーメイドに対応する。展示されたプロジェクトはやわらかなラベンダー色をまとい、内装も同じトーンに揃えてあるが、これはマーケティングの演出ではない — これは宣言だ。Larteの工房から同じ車が二台出ていくことはあってはならない。以上。

とはいえ、はっきりと口にしておく必要がある。これはあくまで外観と空力のパッケージである — 出力増もなければ、別のエンジンも、GT3級のサスペンションもない。カレラはカレラのままだ。変わるのはイメージであって、本質ではない。サーキットを求める者は、これまで通りツッフェンハウゼンにより大きな小切手を切ることになる。だが、街で一台しかない911を求める者には — ようやく行き先ができた。

最新記事