長距離をもう恐れない電気自動車——シトロエンがドイツでまさに発売したのがこれだ。同社はC5 Aircross Electric 230 Long-Rangeの受注を開始した。クロスオーバーで最も航続距離の長いバージョンで、価格は49,690ユーロから。
秘密は床下にある。フロントアクスルには170 kWのモーターが載るが、本当に驚かせるのはバッテリーだ。容量は正味97 kWh、総電力量では104 kWh。ここからWLTP計測で679 kmという航続距離が生まれる。そこまでの距離が要らない人には、より手頃な210 Komfort-Rangeが残る。73 kWhのバッテリーと157 kWのモーターを備える。
その下にはSTLA Mediumプラットフォームが横たわる。オペルやプジョーの兄弟車が共有するのと同じものだ。直流の急速充電ではクロスオーバーは最大160 kWを受け入れ、Long-Rangeなら20から80%までおよそ27分。交流では11 kWとなる。
230 Long-RangeにはPLUSとMAXの2つの仕様がある。MAXは53,690ユーロからで、マトリクスLEDヘッドライトと拡張された運転支援システムがすでに含まれる。さらに特別仕様のTeam Dも用意された。C5 Aircrossはすべてレンヌ工場で生産される。街なかで見ればこの車は一般的なコンパクトEVよりはっきり大きい。しかし、まさにこの新しい航続距離こそが、ファミリー層で無視できない存在へと押し上げている。