伝説を蘇らせた — しかも東京ではなく、イタリアで。初代アキュラNSXが再びアメリカを走るが、そこにホンダの純正エンブレムはない。これがTensei — イタリアのJASモータースポーツがピニンファリーナと組んで手がけるレストモッドだ。米国での販売とサービスはGraham Rahal Performance、カナダではPfaff Reserveが担う。
Tenseiのベースになるのは1990〜1994年式のドナーNSX。ピニンファリーナはそれらをまったく新しいカーボンファイバーのボディで仕立て直し、オリジナルのあの見紛うことなきシルエットを慎重に残した。車体はワイドに、低く、より凶暴に — ホイールベースは変わり、ショルダーは張り出し、フェンダーはふくらむ。内装は現代の素材で全面刷新。ブレーキはBrembo(スチールかカーボンを選択)、ダンパーはKW DDC — ポルシェ911 GT3 RSと同じものだ。
JASモータースポーツは強調する — これは化粧直しではない。イタリア勢は1998年からホンダの公式レーシングパートナーで、レーシングCivicとNSX-GT3を育ててきた三十年の蓄積がある。Tenseiでは、レース由来のエンジニアリングと全面的に手を入れたメカニカルを約束する。そしてファンにとって最高の知らせは — オリジナルのパワートレイン哲学がそのまま残されたこと。自然吸気V6、ただし今回は新しいクランクシャフトと新しいコンロッド・ピストン群のおかげで3.0から3.5リッターに拡大された。ミッションは6速マニュアル。ターボもハイブリッドの松葉杖もなし。
製造されるのは35台のみ — 初代NSXがデビューしてから経った年数と同じ数だ。組み立てはアルルノにあるJASのアトリエで行われ、個別注文はカンビアーノのピニンファリーナが担う。スタート価格は88万ユーロ、しかもそれはあなた自身が探し出して別途購入しなければならないドナーNSX抜きの値段だ。公式デビューは4月のMilano Design Weekで既に済ませており、最初の車両は2027年に顧客のもとへ届く。