ルノーが日本で再びカングーの歴史を彩ってきた印象的なオレンジ色を投入する。9月に発売される「グランカングー クルール」は「オランジュ コロンジュ」と呼ばれる色をまとい、3列7人乗りのロングボディ仕様はわずか50台限定、しかも抽選販売となる。価格はまだ明らかにされていない。
この色名は、赤みを帯びたオレンジ色の歴史的な街並みで知られるフランスの「コロンジュ・ラ・ルージュ」にちなんでいる。カングーにとってこの色は初めてではなく、以前から日本仕様の特別モデルに採用されてきた。2021年の「カングー パナシェ」もそのひとつだ。
今回の車が興味深いのは色そのものよりもフォーマットだ。グランカングーは3列・独立式7シートを備え、2列目と3列目はスライド、折り畳み、そして取り外しまで可能。後部は通常のはね上げ式バックドアではなく、両開きのダブルバックドアを採用する。
搭載されるのは1.3リッターの直4ガソリンターボエンジンと7段の電子制御AT「EDC」の組み合わせ。限定車にはブラックバンパー、エクステンデッドグリップシステム、16インチのオールシーズンタイヤ、ルーフレールも標準装備される。
日本のルノーのラインアップには重要な特徴がある。グランカングーは現在、通常のカタログモデルとしては存在しない。メーカーはこの3列7人乗りロングボディを、限定シリーズ「クルール」として断続的に投入し続けているのだ。前回の「ブルー ドラジェ」は70台限定で、すでに完売済みとなっている。
だからこそ、新しいオレンジ色モデルの価格は最大の謎として残る。ルノーは9月中に販売条件を明らかにするとしている。それまでは、前回のクルールの価格を新モデルの目安としてそのまま当てはめるべきではない。