Jaecoo 5 Hybridがブラジルで初めて目撃された。正式販売を前に、サンパウロの積載車でその姿が確認されている。ディーラーでの発売は7月を予定。Omoda & Jaecooにとって、このクロスオーバーはブラジル国内で最も手頃な価格帯のモデルになると見込まれ、重要な新車種となる。
予備情報によると、Jaecoo 5は2つのグレードで展開される見込み。価格は15万〜16万レアル(約2万6500〜2万8300ドル)と予想され、Omoda 5よりもわずかに低い設定ながら、フルハイブリッド(HEV)パワートレインを維持している。
ハードウェアはOmoda 5 HEVと共通とみられ、1.5リッターターボガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせる。システム全体の出力は224馬力。ガソリンエンジンは135馬力、電気モーターは203馬力を発揮する。発売当初はガソリン仕様のみとなるが、ブラジル市場向けのフレックス燃料対応版もすでに開発中だ。
車両寸法は、人気の高いコンパクトSUVセグメントに収まる。全長4.38m、全幅1.86m、全高1.65m、ホイールベース2.62m。荷室容量は480リッターで、ヒュンダイ・クレタと同等レベルだ。デザインはOmoda 5よりも直線的で落ち着いた印象で、「ベビーランドローバー」を彷彿とさせる。
ブラジル仕様の正式な装備リストはまだ明らかにされていないが、国際仕様に基づけば、18インチホイール、デュアルゾーンエアコン、LEDライト、パノラマルーフ、ベンチレーション&マッサージ機能付きパワーシート、ソニーオーディオ、デジタルメータークラスター、運転支援システムなどが期待される。
戦略は明快だ。Jaecoo 5はVW T-Crossやジープ・レネゲードに対抗するが、同等グレードでは他社が提供できないフルハイブリッドを武器にする。ブラジルでは価格と燃費が重視されるだけに、高級ブランドのバッジよりもハイブリッドが強力な訴求力を持つだろう。