スプリング一式だけで、このクーペは路面にぐっと近づく

スプリング一式だけで、このクーペは路面にぐっと近づく
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Pavel Pavlov
著者: Pavel Pavlov

H&RがBMW M240i xDrive用のスプリングキットを発売。車高をフロントで約30mm、リアで約15mm下げる。ドイツでの価格は386ユーロ。

BMW M240i xDriveは、サスペンション一式を交換しなくても、スプリングを替えるだけで見た目にはっきり分かるほど車高を下げられる。H&Rはフェイスリフト後のクーペ「G42」向けに、フロントで約30mm、リアで約15mm車高を下げるキットを用意した。ドイツでの推奨価格は386ユーロだ。

型番「28662–8」のこのキットは2025年以降生産の車両に対応し、Mスポーツやアダプティブ・サスペンションを装備したモデルにも取り付けられる。H&Rによれば、重心が下がることでロールが減り、ステアリング操作への反応も鋭くなるはずだという。ただし、そうした効果を裏付ける独自の測定データはメーカーから示されていない。つまり、走行性能への謳い文句は証明された事実というより、チューニングによる「見込まれる効果」として受け止めるのが妥当だろう。

M240i向けには、片軸あたり6mmからトレッドを広げるスペーサー「Trak+」も用意されており、価格は81ユーロから。スプリングもスペーサーもドイツ市場向けの型式認証は取得済みだが、それが他国での改造の合法性を自動的に保証するわけではない。

現行のM240i xDriveそのものにも注目したい。BMWは合計392馬力、540Nmを公表している。この392馬力は48ボルト・マイルドハイブリッドシステム全体の出力であり、ガソリンの直列6気筒エンジン単体の数値ではない – 3リッターエンジン単体では381馬力を発生し、電気モーターがさらに12馬力を上乗せする。0–100km/h加速は4.3秒だ。

ドイツでのM240i xDrive本体の価格は現在63,600ユーロから。この価格を踏まえると、H&Rのキットは、フルアジャスタブル・サスペンションに乗り換えることなく車の佇まいを変える、比較的手頃な方法だと言える。ただし、より精悍な見た目と引き換えに、最低地上高の余裕は小さくなる – ここは軽視すべきではないポイントだ。

なお、BMWがノイエ・クラッセ(Neue Klasse)世代のアクティブセーフティ機能をi3、X5、7シリーズにも拡大すると先に報じられている。

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