7人乗りのファミリーSUVに、なぜルーフトップテントが必要なのか。ジープはその答えを持っているようだ。日本市場向けに、車のすぐそばに数分でキャンプ地を作り出せるコマンダーを用意した。限定車「オーバーランド フィールド スタイル エディション」は100台限定で発売され、半数がサイドオーニングを、残り半数が新開発のルーフトップテント「Snow Peak Field Rise」を装備する。
ベースパッケージの価格は649万円。専用サイドウォール付きサイドテント、ルーフカーゴバスケット、施錠可能なルーフバーが含まれる。バージョンを問わず100台すべてに、専用のフィールド スタイル エディション グラフィックとドライブレコーダー機能を備えたデジタルインナーミラーが標準装備される。
2つ目のバージョンは660万円。サイドオーニングの代わりに、空力性能に優れたルーフボックスと、まさにあの Field Riseテントが搭載される。両バージョンの価格差はわずか11万円。その裏に何が隠れているかを考えると、決して大きな差ではない。
その裏に隠れているのはこうだ。Field Rise単体の日本での価格は39万6000円。1〜2人用に設計され、エア充填式のフレームを使い、車両ルーフに直接取り付ける仕組みになっている。だが、せっかちな買い手をがっかりさせそうな落とし穴がある。コマンダー フィールド スタイル エディションは9月12日にディーラーへ到着するが、スノーピークのテント本体の発売は10月10日からだ。それより前に購入した車に取り付けることはできず、購入者は1カ月近く待つ必要がある。
特別シリーズのベースとなっているのは、7人乗りのコマンダー・オーバーランドだ。通常のオーバーランドは現在、有償ボディカラーを除いて日本で644万円。書類上、フィールド スタイル エディションは5万円高いだけだが、ステランティスは、ベース車では有償オプションとなっているボディカラーを価格に含めている。そのためメーカーは、アウトドアパッケージの価格を実質的に標準仕様と同等だとしている。
100台のうち60台はブリリアント ブラック クリスタル、残り40台はパール ホワイト トライコートで塗装される。ロシア向けにこのバージョンをジープは発表していない。
これに先立ち、ジープが2026年のレベル ラリーにグラディエーター モハーベで復帰することが伝えられている。